お知らせ

2021.07.14きたる兵庫県知事選挙!! 民主主義はどこに…。

今回の知事選の結果次第では、我々県民の向こう4年間、いや数十年間の生活に大きな影響を及ぼします。

それだけに県民の皆さんには、これだけは知っておいてほしいことを3つお伝えします。

ほとんどの県民が真実を知らずに投票日を迎えようとしていることは非常に恐ろしいことで、驚くべき事実を知れば多くの県民が投票所に向かわずにおれなくなるはずです。

 

 

それは、自民党の推薦者を決定した不可解な過程と、斎藤候補の資質能力。

そして、金沢候補の経験人柄の3つです。

 

 

まず1つ目の自民党の推薦者の決定過程。

 

自民党県議団は昨年 12 月に総会を経て候補者を金沢さんに正式決定し、出馬要請文を金沢さんに公式に渡しました(県議団 44 人全員同意)。

ところが今年の3月(43 人中の)11 人の県議が退団し斎藤候補に出馬を要請。

そこで 4 7 日には、県議と市議で構成する選挙対策委員会で、2 人の候補者から主張を聞き、質疑応答後に決議、そこでの投票でも 13 5 で金沢さんの推薦を決定しました。

しかし、その1時間後、東京永田町で県選出国会議員が斎藤に決定。

これまで積み上げてきた県内の議論を突如ひっくり返し、県連会長、党本部がそれを了承するという乱暴かつ不透明な決定を行った。

そしてこの不可解な経緯の説明はいまだにない。

 

 

聞くところによると、最近よくテレビに出ている口の軽い国会議員と広島で 1 5 千万の大盤振る舞いをした大幹部が裏で談合しているとか。

そこには大きなお金が動き、そのお金は淡路島あたりから流れているとか。

いずれにしても、国会議員が県知事を決めるという前例がまかり通ってしまえば、この先未来永劫、兵庫県は国の出先機関、代理店に成り下がります。

新聞では保守分裂で一部が金沢候補をと報道されていますが、大きな間違い! 32 名と 11 名ですよ!(国会議員を入れたとしてもまだ優勢)

民主主義とは何ですか?   それも自由民主党がこんなことでいいのか?

 

 

 

2つ目は斎藤候補の資質と能力です。

 

斎藤候補は「新しい県政を若い世代で」と訴えています。

本当にそれでいいでしょうか?議員ならわかります。

県知事、五国といわれるように広く多様な兵庫県を未経験者に本当に任せることができるのでしょうか。

大阪の吉村知事、北海道の鈴木知事、たしかに 40 代です。

しかし彼らは知事の前に市長経験があります。市長として実績を積んでからの知事です。

一方で斎藤候補は、前職が大阪府財政課長。井戸知事が言ってました。財政課長は上がってきた予算を見て削るだけ。受け身。創造する仕事ではない。

その他の地方でも経験があるというが、霞が関から出向してくる官僚を、腫れ物にさわるようにチヤホヤするのが地方の役所です。

現場の苦しみを知らずに霞が関に戻っていくのがお約束です。

こんな 43 歳がいきなり 547 万人の兵庫県のトップが務まりますか?

 

 

斎藤候補は小学校まで須磨ですが、中学校からずっと県外。私学の中高を出て東京大学。

そして総務省。こんな絵に描いたようなエスカレーター式のボンボンに多様な兵庫五国の事情を理解することができますか?

金沢さんは 15 年間兵庫県で勤務しています。骨をうずめる決意を表明しています。

兵庫県は五国です。中都市もあれば田舎もある。

大阪や東京のような大都市中心のやり方は兵庫県では通用しません。丹波の人は切り捨てられるのではないかと戦々恐々としているといいます。

なぜこんなこと言うかというと斎藤候補は維新の会の推薦候補者だからです。「身を切る改革」の維新の操り人形です。

 

もともと維新の会は兵庫をその配下に置く考えをもっている政党です。兵庫維新の会は大阪維新の会の完全な下請です。

あの都構想騒動では、大阪市を消滅させてひとつにしてしまおうというゼロか100かの極端な思想の政党ですが、兵庫県は違います。

県と市が連携して二重行政は上手に解消しています。大阪と兵庫は全く異質なんです。

また、改革刷新というが、県外の部外者が何を改革するのか。

何を刷新するのかわかるのでしょうか。県内の事情、五国の多様性を知っているからこそ、どこに課題があるのか。何を変革する必要があるのかがわかるのです。

昨日きょう来た人間に、しかも維新の看板政策、「身を切る改革」のことしか頭にない未成熟な青年に、県民の日々の営みが理解できるのでしょうか?

ある意味かわいそうです。斎藤候補を応援する国会議員ら関係者は、皆ハラの中では斎藤候補をただの操り人形にしか思っていません。

こんな者に兵庫県をまかせるわけにはいきません。兵庫県は大阪の出先機関ではありません。

 

 

 

 

3 つ目は金沢さんのことです。

 

金沢さんは 4 年間県の部課長、11 年間副知事を務めてきました。直近ではコロナ対策本部の事務長も兼務していました。兵庫県のことを一番知る候補者です。

よく井戸知事の継承者と言われますが、すべてを継承するわけではないことは明言されています。ダメなところは常に改革しながら前に進めるのは当たり前と言っています。15 年間身を捧げてきた兵庫県に骨をうずめる覚悟とも言っています。もちろん 40 代ではないですが、経験、気力は十分です。こんな非情にはしごを外されても、この選挙戦、淡路島から豊岡、尼崎から姫路赤穂まで走り回っています。

金沢さんを一度見てやってください。正直者。馬鹿正直。謙虚。だから信用できる人なんです。政治は信用です。

金沢さんの兵庫への思いにウソはなく、誰よりもその思いは上回っていることがわかるはずです。

そんな金沢さんの人となりを知りながら、出馬要請までしておきながら、突如はしごを外す。これは人の道に外れていませんか?

自民党は、道義をないがしろにする政治家の集まりですか?

 

約束を守るのは小学校で教える道徳です。その道徳を平成27年に学校教育に取り入れたのは自民党ではないですか。

国民、県民に範を垂れるべき国会議員が率先して約束を破らせ、その説明もしない。皆さん、これは許してはいけません。

秋までには衆議院選挙があります。絶対にこの非人道的、非道徳的な国会議員らの顔は忘れないでください。

とにかく皆さん、兵庫県民の良識が試されようとしています。人の道に外れたことをすればどうなるか、示そうではないですか。

 

 

斎藤候補には、吉村知事、二階幹事長、野田聖子議員、西村やすとし議員、丸川大臣などそうそうたる顔ぶれで応援に来ています。

こんな客寄せパンダに騙されてはいけません。まさに県民の良識が試されています。

東京と大阪に対しても兵庫は兵庫なんやと、どかどかと土足で兵庫県を踏み荒らすな。兵庫県民をバカにするなと言ってやろうではないですか。

 

 

 

一般社団法人ひょうごまち再建

代表理事 大森繁夫

 

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